Rails-2.2.2で動いているRailsアプリをRails-2.3.2に移行する場合、

   1  % rake rails:update

を行うと便利ですが、これを実行すると、以下のようなファイルが影響を受けます。

   1  # Changed but not updated:
   2  #   (use "git add/rm <file>..." to update what will be committed)
   3  #
   4  #       deleted:    app/controllers/application.rb
   5  #       modified:   config/boot.rb
   6  #       modified:   config/environment.rb
   7  #       modified:   public/javascripts/controls.js
   8  #       modified:   public/javascripts/dragdrop.js
   9  #       modified:   public/javascripts/effects.js
  10  #       modified:   public/javascripts/prototype.js
  11  #
  12  # Untracked files:
  13  #   (use "git add <file>..." to include in what will be committed)
  14  #
  15  #       app/controllers/application_controller.rb
  16  no changes added to commit (use "git add" and/or "git commit -a")

ApplicationControllerのファイル名が、application_controller.rbに変更になっています。一貫性を持たせるためでしょうね。

posted by Png genki on Sat 28 Mar 2009 at 20:46

Passengerは非常に便利なのですが、 通常の設定では、アプリケーションへのアクセスが無い状態が5分程度続くと、プロセスがkillされてしまい、次回にアクセスする時に時間がかかるようになります。

これを回避するためには、httpd.confなどで、以下のように指定します。

   1  PassengerPoolIdleTime 0

これで、プロセス数の限界に達して追い出されるまで、Idle時間によってkillされる事は無くなります。

See Also

posted by Png genki on Sat 28 Mar 2009 at 20:36

待っていたものが登場したようです。

Rails Searchable API Doc

ss

上記は Rails-2.3.2のSearchable API Docです。 RailsのAPIを、class, method等を横断してLive Searchできるようです。

MerbのAPIドキュメント と比べても、勝るとも劣らない仕上がりですね。 オフライン状態でも使えるようにダウンロードできるバージョンも用意されている模様。

posted by Png genki on Sat 28 Mar 2009 at 18:23

ローカライゼーションの問題で再びRejectされたので、再度アップデート申請いたしました。

審査結果がでるまで、おそらくもう一週間ほどかかる見通しです。

お待たせして申し訳ありません。

posted by Png genki on Sat 28 Mar 2009 at 08:01

Reserved Instanceを使ってみるために、ec2-api-toolsをアップデートしてみました。

   1  % wget http://s3.amazonaws.com/ec2-downloads/ec2-api-tools.zip
   2  % unzip ec2-api-tools.zip

/usr/local/ec2-api-toolsあたりに移動させて、 環境変数EC2_HOMEを設定します。

Reserved Instanceを使う場合、最初に、自分が使いたいインスタンスが提供されているかどうか、以下のようにして調べます。

   1  % ec2drio -z us-east-1b -t m1.small
   2  OFFERING	3a98bf7d-96c3-4d2f-a263-123fa6b46d61	us-east-1b	m1.smal3y 	500.0	0.03	Linux/UNIX
   3  OFFERING	60dcfab3-a56c-4092-8c90-3677e9da02b7	us-east-1b	m1.smal1y 	325.0	0.03	Linux/UNIX

ゾーンとタイプを指定しています。

2カラム目にあるUUID風の文字列がoffering IDなので、これを覚えておきます。

続いて、実際にReserved Instanceを購入します。

   1  % ec2prio -c 1 -o 60dcfab3-a56c-4092-8c90-3677e9da02b7

-cで台数、-oで先ほどのoffering IDを指定します。 これで購入完了です。

   1  % ec2dri
   2  RESERVEDINSTANCES	(*****)	us-east-1b	m1.small	Linux/UNIX	1y 	0.03	325.0	1	2009-03-27T06:51:18+000payment-pending

しばらくすると(この記事を執筆時点では結構待ちました)、payment-pendingがactiveになります。

あとは、us-east-1bで、通常通りにm1.smallのインスタンスを起動すれば、 自動的にReserved Instanceの料金プランが適用されるようです。

See Also

posted by Png genki on Fri 27 Mar 2009 at 16:03

Rails-2.2以前とはちょっとやり方が変わったようなので、メモしておきます。 いままでは、:session_domainを指定すれば良かったのですが、 Rails2.3では、以下のように:domainを指定するようになったようです。

   1  config.action_controller.session = {
   2    :session_key => 'session_key',
   3    :domain => 'foo.com'
   4  }

See Also

posted by Png genki on Wed 25 Mar 2009 at 07:39

まだPokéDia-1.3のアップデート審査が通っていないのですが、 次期バージョンで実装予定のデータバックアップ・リストアについて、 実装方法を考えてみます。

データをバックアップする方法として最初に考えた方法は、 指定したメールアドレスにデータファイルを添付して送信するというものだったのですが、この場合、データをリストアするフローが以下のように面倒になってしまいます。

  1. メールの中の添付ファイルをダウンロード
  2. 添付されたデータファイルをどこかにアップロード
  3. データファイルをpokedia://restore?url={url to data file}でPokéDiaにダウンロードしてリストア

次に考えた方法は、バックアップデータファイルをアップロードするアップローダサービス(例えば backup.s21g.com)を用意して、

  1. PokéDiaからbackup.s21g.comに直接HTTP POSTでデータファイルをアップロード(メールアドレスをキーにする)すると、リストアURL(pokedia://restore?url={url to data file})を含んだメールがキーとして指定されたメールアドレスに届く。
  2. 届いたメールの中のリストアURLをタップすればリストア完了。

という流れです。今の所これが良さそうかな。 汎用的なサービスになりそうなので、http://appli.st で提供する方が良いかもしれないですね。

posted by Png genki on Sun 22 Mar 2009 at 15:41

会社設立以来ほとんど更新していなかったのですが、 iPhoneアプリ等の開発で製品を紹介するページを置く場所が必要になったので、 Rails-2.3.2がリリースされた事もあり、I18nを使って国際化仕様のサイトを作りました。

http://ja.www.s21g.com/ 日本語 ss1

http://en.www.s21g.com/ 英語 ss2

従来通り、http://www.s21g.com/にアクセスすると、ブラウザの設定に従って、自動的に日本語か英語のサイトに振り分けられます。 localizationファイルをもっと用意すれば、ISOで定義されてる言語なら何語でも大丈夫なのですが、とりあえずはjaとenのみサポートです。

I18nの使い方

ローカライズファイルは、デフォルトではconfig/locales/*.ymlに配置します。 mutohさんの、 localelocale_rails を使うと色々と便利です。 EdgeバージョンはRails-2.3.2でも利用出来ました。

自動的にロケールを判別するために、以下のようなコードを ApplicationControllerに書きました。

   1  class ApplicationController < ActionController::Base
   2    before_filter :set_locale
   3  
   4    (..snip..)
   5  
   6    def set_locale
   7      I18n.locale = @original_locale = fallback_locale(I18n.locale)
   8      if request.host =~ /^([\w-]+)\.#{HOST.split(':')[0]}/i
   9        I18n.locale = fallback_locale($1)
  10      end
  11    end
  12  
  13  private
  14    def fallback_locale(locale)
  15      locale = locale.to_s
  16      @available_locales ||= Set.new(I18n.available_locales)
  17      until locale.empty? || @available_locales.include?(locale.intern)
  18        locale = locale.split(/([-_])/)[0..-3].join
  19      end
  20      locale.present? ? locale.intern : I18n.default_locale
  21    end

実際にローカライズする手順は、以下のような感じになります。

文字列のローカライズ

*.ymlファイルで定義されているメッセージキーに対して、

   1  ja:
   2    "hello": "こんにちわ"

こんな感じにt(...)ヘルパーメソッドを使います。

   1    t("hello") #=> "こんにちわ"

時刻などのローカライズ

時刻の場合もほぼ同様で、以下のような*.ymlファイルで定義されている設定に対応して、

   1  ja:
   2    date:
   3      formats:
   4        default: "%Y/%m/%d"
   5        short: "%m/%d"
   6        long: "%Y年%m月%d日(%a)"

以下のようにl(...)ヘルパーメソッドを使ってローカライズします。

   1  l(Date.today, :format => :short) #=> "03/22"

テンプレートのローカライズ

Viewテンプレートを丸ごとローカライズする場合は、

  • top/index.ja.html.erb
  • top/index.en.html.erb

のようなファイル名すればOKです。

posted by Png genki on Sun 22 Mar 2009 at 10:04

UL/LIタグを使ってリストを表示するときに、 コレクションが空の場合はULタグを表示したくない場合というのが頻繁にあります。

   1  <% if @posts.present? %>
   2  <ul>
   3    <% @posts.each do |post| %>
   4    <li><%= h(@post.body) %></li>
   5    <% end %>
   6  </ul>
   7  <% end %>

そういう時は、だいたいこんな感じにコードを書きます。 しかし、条件が複雑になってきたり、複数のコレクションを考えなければ行けない場合に、きれいに記述出来なくなってきます。 そんな時は、以下のようなヘルパを使って、分岐条件を遅延評価するようにすると、処理が簡潔になります。

   1  module ApplicationHelper
   2    def delayed_if(&block)
   3      flag = Object.new
   4      def flag.set; @value = true end
   5      def flag.reset; @value = false end
   6      result = capture(&proc{block.call(flag)})
   7      concat(result) if flag.instance_variable_get(:@value)
   8    end

利用法

   1  <% delayed_if do |flag| %>
   2  <ul>
   3    <% @posts.each do |post| %>
   4    <li><%= h(@post.body) %></li>
   5    <% flag.set %>
   6    <% end %>
   7  </ul>
   8  <% end %>

flag.setがよばれた時だけ、delayed_ifのブロックが表示されます。 この例だと単純すぎてあまり恩恵が分かりにくいですが、 複数のコレクションを一つのULで表示する場合などでも簡潔に記述出来るようになります。

posted by Png genki on Sat 21 Mar 2009 at 22:45

リソースを新規に作成する場合に、既存のものを再利用して作成したい場合は良くあると思います。 そんな時は、newアクションで:idを受け取れるようにして、 以下のようにすると、簡単に実現出来ます。

   1    def new
   2      @post = Post.new
   3      @post.attributes = Post.find(params[:id]).attributes if params[:id]
   4      @posts = Post.for_user(current_user).all
   5    end

そしてposts/new.html.erbの中で

   1  <% if @posts.present? %>
   2  <form action=<%= new_post_path %> method="GET">
   3    <%= select_tag :id, options_for_select(@posts.map{|i| [i.title, i.id]}) %>
   4    <%= submit_tag '読み込む' %>
   5  </form>
   6  <% end %>

こんな感じに、テンプレートの読み込みフォームを作ります。 これで完了です。 Ajaxで posts/new/1 のようなURLにGETで遷移するようにした方が格好がいいかもしれません。

newアクションが:idで指定したリソースをテンプレートとして利用して新規にリソースを作成するというのは、標準的な挙動になっても良い気がします。

posted by Png genki on Sat 21 Mar 2009 at 13:47
Contents
From Rails-2.2.2 To Rails-2.3.2
Idleを無効にしてPassengerのレスポンスを速くする
RailsのAPIをLive Searchできる「Rails Searchable API Doc 」
PokéDia-1.3のアップデートを再々申請しました
EC2 Reserved Instanceを使う
Rails-2.3でCookieドメインを指定する方法
(PokéDia-1.4)データバックアップについて考える
Rails-2.3.2とI18nを使って会社サイトを作り直しました
遅延条件ブロックで複雑な条件節を簡潔にする
既存のリソースを再利用して新規作成する
Comments
瀧内元気: MacOS版は以下にあります * [genki/ViMouse](https://githu... '23-1
dsjf: https://gist.github.com/6bf1bf2c3cbb5eb6e7a7 これ... '13-1
瀧内元気: おお、チェックしてみます。thx! '11-12
overisland: Reeder for iPhone もこの UI を実装していますね。 '11-12
瀧内元気: その情報は見たのですが、以下のサイトによると、現在はまた必要になってるっぽいんですよね。 ... '11-12
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