EC2onRails は、EC2上でRailsアプリケーションを走らせる環境として提供されている AMIイメージと管理用スクリプト群です。 これを使うと、非常に簡単にRailsアプリケーションをEC2上で動かす 環境を用意することが出来ます。 基本的にCapistranoのタスクとして実装されていて、

   1  % cap deploy

するだけで、開発環境からEC2上にデプロイが完了します。

EC2onRailsは非常に便利でありがたいのですが、 基本的に1アプリケーション1インスタンスの構成でデプロイされるように なっているので、ちょっとしたサンプルアプリケーションや、 内々に評価中のアルファ版のサービスなどを気軽にデプロイするのには、 コスト面が気になるところです。

ということで、1インスタンスで複数アプリケーションをデプロイするために 施した修正のメモを以下に書いておきます。

  • EC2onRailsの各種設定ファイルのデプロイ先を/mnt/app/から /mnt/app/<app_name>に変更
  • /etc/init.d/mongrel の中身を修正し、第二引数でアプリケーション名を 受け取るようにする。
    • 受け取ったアプリケーション名を元に、/mnt/app/<app_name>/currentにcdして、config/mongrel_cluster.ymlを参照してmongrel_rails cluster::restart するようにする。
  • /etc/apache2/conf.d/の中身をapp.proxy_frontend.confとcharset以外削除。
  • /etc/apache2/sites-enabled/の中身を削除し、アプリケーションごとのVirtualHostの設定を記述したファイルを<app_name>という名前で作成する。
       1  ServerSignature Off
       2  <VirtualHost *:80>
       3  ServerName blog.s21g.com
       4  
       5  <Directory />
       6  (---略---)
       7  </Directory>
       8  
       9  DocumentRoot /mnt/app/blog/current/public
      10  
      11  <Directory "/mnt/app/blog/current/public">
      12  (---略---)
      13  </Directory>
      14  
      15  <Proxy balancer://mongrel_cluster>
      16    BalancerMember http://127.0.0.1:8000
      17    BalancerMember http://127.0.0.1:8001
      18  </Proxy>
      19  (---以下略---)
    
  • アプリケーションごとに80n* のようなポート番号を割り当てるとか。

大体こんな感じで複数アプリ対応化できた気がします。 何か漏れがあるのを思い出したら追記します。

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posted by Png genki on Wed 7 May 2008 at 15:25 with 2 comments

Comments:

Face masuidrive almost 16 years ago.

うちはPassengerに変えました。ポートの管理が面倒なんで。

Png 瀧内元気 almost 16 years ago.

おおなるほど。Passengerも面白そうですね。

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