諸々の事情があり、最近Windowsを使うはめになってるのですが、TeX環境がまったくインストールされていなかったので、環境整備しています。
そこで、せっかくなので OMakeを使って継続ビルド をしたいと思います。
Windowsを良く使ってる人の参考になれば。この時期は卒論頑張ってる人が多いと思うので。
(Windowsを普段あまり使わない僕がいうのもなんですが・・・)
参考
身長が5cm伸びて、念願の170cm超えです!
用意するもの
- Windowsが入ったPC
- OMakeインストーラ (The OMake build systemからダウンロード)
手順
インストールする
The OMake build systemからダウンロードしてきたインストーラを使ってインストールします。
何も考えずにOKとかNextみたいなボタンをクリックすれば大丈夫です。
使ってみる
上に挙げた hayamizさんの記事の手順そのまま実行していきます。
OMakefileとOmakerootの作成
まず、コマンドプロンプトを開いて、作業ディレクトリで omake --install とします。
1 C:\・・・\作業ディレクトリ>omake --install 2 *** omake: creating OMakeroot 3 *** omake: creating OMakefile 4 *** omake: project files OMakefile and OMakeroot have been installed 5 *** omake: you should edit these files before continuing
これで、OMakefileとOMakerootが作業ディレクトリに作成されます。
OMakefileの編集
ファイルの内容を消して、まるまるコピペしてください。
1 LATEX = platex 2 3 LaTeXDocument(main, main) 4 5 .DEFAULT: main.dvi
これで、TeXファイルを保存するたびに、ビルドされ、DVIファイルが作成されます。
ついでにPDFも作成したいときは、
1 LATEX = platex 2 DVIPDFM = dvipdfmx 3 4 LaTeXDocument(main, main) 5 6 .DEFAULT: main.pdf main.dvi
としてください。
OMake起動!
コマンドプロンプトで omake コマンドを実行します。
1 C:\・・・\作業ディレクトリ>omake -P --verbose 2 *** omake: reading OMakefiles3 --- Checking for latex... (found c:\usr\local\bin\latex.exe) 4 --- Checking for uname... (found c:\Program Files\Git\bin\uname.exe) 5 --- Checking LaTeX capabiliti es... (tetex2 mode enabled) 6 *** omake: finished reading OMakefiles (4.14 sec) 7 - scan . scan-latex -main.tex 8 + <compute 1 value dependenci es> 9 - scan . scan-latex -main.tex 10 + Shell.echo () 11 | Shell.run- latex(stdout-to- stderr platex -file-line -error '-output-co mment 12 =LaTeX Output (built with OMake)' -recorder main.tex) 13 This is pTeXk, Version 3.141592-p 3.1.4 (sjis) (Web2C 7.5.3) 14 15 ・ 16 ・ 17 ・ 18
起動すれば、あとはTeXファイルを編集し、保存するだけです。
これで、編集→保存→ビルド→編集→保存→ビルド→・・・というわずらわしいビルドの手間が省けます。
ちなみに・・・
1 --- Checking for uname... (found c:\Program Files\Git\bin\uname.exe)
とか出ているので、もしかしたら、 uname.exe が必要なのかもしれません。
僕の環境では、Gitをインストールしたついでに入っていたみたいです。
これは、ついでにバージョン管理もしろってことですね!
まとめ
- OMakeすばらしい!
- Linuxと違って、Windowsはインストールがめんどくさい
- 複数ファイルのときのビルドは、今後の課題
The uname check is only due to a somewhat sloppy test for whether you are trying to use Cygwin version of LaTeX under Win32 OMake (that is know to tend to crash):