Rubyで簡単にワークパイルを実装
ワークパイル(Work pile)は、並列処理の為のアルゴリズムの一種です。
lucille 開発日記: マルチスレッド化: ワークパイル
簡単に云ってしまえば、ワークパイルはサーバ/クライアント機構と似たようなもので、ジョブを処理するスレッド部分ではマスタースレッドから仕事(ジョブ)を受け取って処理し、仕事がなくなるまでループするというものです。
いわゆる生産者消費者問題を解決する手法の一つですね。
ちょっとサンプルコードを見てもらったほうがはやいかも。
workpile.rb
ruby>>
require 'thread'
class Workpile
def initialize(num_workers)
@queue = Queue.new
@workers = ThreadGroup.new
# Spawn worker threads
num_workers.times do |i|
@workers.add(Thread.new do
puts "Worker #%d is ready." % i
loop do
@queue.pop.call # work
puts " (#%d)" % i
end
end)
end
end
def push_task(&block)
@queue.push block
@workers.list.sort_by{rand}.each{|worker| worker.run} # wake up!
end
def start
while input = gets.chomp
break if input == 'exit'
input.split('').each do |i|
push_task{print i}
end
end
end
end
Workpile.new(3).start
<<--
出力結果
shell>>
% ruby workpile.rb
Worker #0 is ready.
Worker #1 is ready.
Worker #2 is ready.
hello!
h (#0)
e (#2)
l (#1)
l (#0)
o (#2)
! (#0)
<<--
3つのワーカースレッドを作成して、投入したタスクを処理しています。
RubyのQueueは同期の面倒を見てくれるので、何も考えずにpushとpopでタスクのやり取りを行うことができてしまいます。
しかも、キューが空になったらカレントスレッドを停止するように
なってるんですね。
並列処理というとC/C++でCriticalSectionやmutexのネイティブAPIを
さわるようなのばかりだったので、こんなに簡潔に記述できるのは
良いですね。やはりインターフェイス重要だな。
クリスマスに出る(という噂の)Ruby 1.9でネイティブスレッド化されたら、
もっと楽しいかもしれませんねー。