中規模ネットワーク構築メモ(ケーブル作成編)
前回の中規模ネットワーク構築メモ(ケーブル切断・配線編)の続きです。
記事全体の目次は中規模ネットワーク構築メモを参照してください。
前回はケーブルを切断しましたが、今回はケーブルを作成していきます。
必要なもの
ケーブルの作成では、このようなものが必要になってきます。
装置など
- (前回切断した)ケーブル
- ジャック(複数の色があれば便利)
工具
- ニッパ
- ケーブルの皮むき(ケーブルストリッパ?)
- ジャックを圧着する工具(なんていう名称なのだろうか?)
- ケーブルテスタ
- マイナスドライバ(あると便利)
ではでは、さっそく作業に移っていきましょう。
ケーブルの皮むき(外側)
外側の皮をむきます。15cmくらいかな?
皮をむくと、よく見るケーブルが6本出てきます。
このケーブル1本1本には、番号(1~6まで)が印刷されています。
この番号のおかげで、作業が楽に進みます。 (なければ、ケーブルの端のチェックがしんどいですね・・・)
ケーブルの皮むき(内側)
次に、内側の6本のケーブルの皮むきをします。
なんの変哲もないツイストペアケーブルです。
ジャックの取り付け
ジャック(差し込み口)を取り付けていきます。
まず、ジャックの部品をケーブルに差し込みます。
部品にケーブルの色が記されたシールが貼ってあるので、その通りに配線していきます。
そして、はみ出たケーブルをニッパで切り、もう一つの部品を差し込みます。
最後に、圧着工具で圧着します。 (この工具の名前は何なのだろうか・・・)
ゾーンボックス側、パッチパネル側それぞれのケーブルの端にジャックを取り付けます。
ここで1つポイントですが、
- 1番のケーブルには違う色のジャックを取り付けて目立つようにする
ということです。
ゾーンボックスや、パッチパネルに並べるときに、色の違う1番のジャックが左端にあると、ケーブル番号の順番の目印になりますよね。 (左から、1,2,3,4・・・みたいな感じで。)
今回は、
- ゾーンボックスが白色のため -- 1番を橙色 -- 2~6番を白色
- パッチパネルが黒色のため -- 1番を白色 -- 2~6番を黒色
としました。
これらのジャックを、6箇所にゾーンボックスを設置するので、6(箇所)×6(本のケーブル)×2(ボックス側・パネル側の端)の72個のジャックの取り付けをしています。
ゾっとしますね。 はっきり言って、肉体労働です。
ケーブルのテスト
ケーブルの作成が終わると、テスタを使ってテストをします。
テストで失敗すれば、マイナスドライバを使って、ジャックを取り外し、やり直します。
最後に
以上で、ケーブルの作成は終了です。
手先を使う作業なので、やってるうちにだんだんと握力がなくなってきて、しんどいです。
資金が潤沢な方は、業者に頼むのも手かもしれません・・・。 そういう風に思ってしまうくらい、心が折られます(笑)
いまだに全貌が見えてこない感じですが、次回の中規模ネットワーク構築メモ(ゾーンボックス作成編)で何かが見えてくるかもしれません。
乞うご期待!